アフラック生命保険、がん保険加入者の個人情報漏えい 外部サイトに掲載、対象は132万3468人

 アフラック生命保険は1月10日、業務委託する外部業者で同社が保有する個人情報の一部が流出していることが判明したと発表した。漏えい対象の顧客は、同社の「新がん保険」「スーパーがん保険」「スーパーがん保険Vタイプ」に加入する132万3468人の情報で、データ件数は延べ315万8199件。現時点では、個人情報の不正利用などは確認されていないとしている。⇒チューリッヒも顧客最大75万人分の個人情報漏えい

 同社のホームページによると9日、同社の顧客情報が情報漏えいサイトに掲載されているとの情報が入り、実際に掲載されていることを確認。掲載された情報は、同社が業務委託している外部業者に提供した個人情報の一部という。外部業者には、顧客向けのダイレクトメールに記載したQRコードから視聴できる動画の配信業務を委託しており、1月7日以降に外部業者が利用しているサーバーに対して第三者による不正なアクセスがあった可能性があることを確認したとしている。

 流出した個人情報は、姓(漢字、カタカナ)と、 年齢、性別、証券番号、加入の保険種類番号・保障額・保険料。アフラック生命保険は「外部サイトに流出した情報で個人を特定することはできないため、第三者に悪用される可能性は極めて低いと考えている」としている。

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 同社は、外部業者が利用するサーバ上からすでに顧客情報は削除されており、さらなる情報流出がないように対応していると説明。ホームページ上で「委託先の管理を含め、より一層の管理体制の強化に努めるとともに、不正アクセスなどの犯罪行為には厳正に対処してまいります」としている。

 情報漏えいに関する問い合わせは、コールセンター=0120-5555-95(月~金 9:00~18:00、土曜日 9:00~17:00)=で受け付けている。

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