1662(寛文2)年に日向灘で発生し、宮崎県に約5メートルの津波が押し寄せたと伝わる外所(とんどころ)地震について、京都大防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教(観測地震学)らの研究グループが10日、マグニチュード(M)7.9の巨大地震だった可能性を科学的に初めて示したと発表した。最新の地球物理学の知見を基に断層モデルを構築し、津波をシミュレーション。さらに津波堆積物を本県沿岸部で確認して裏付けた。山下助教らは「日向灘の地震の防災対策見直しに生かしてほしい」と話している。
1662年「外所地震」M7.9か 京大・山下助教らが津波堆積物確認し証明
- Published
- 2023/01/11 06:00 (JST)
- Updated
- 2023/01/11 09:29 (JST)