林氏、食料エネルギーで連携要請 アルゼンチン外相に

10日、アルゼンチンのカフィエロ外相(右)と会談する林外相=ブエノスアイレス(外務省提供)

 中南米を歴訪中の林芳正外相は10日午後(日本時間11日午前)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで同国のカフィエロ外相と会談した。食料、エネルギー価格の高騰を踏まえ、鉱物、食料資源国である同国の重要性が高まっていると指摘し、経済面の連携強化を要請した。カフィエロ氏は「日系企業の投資が増えることを期待したい」と語った。

 両氏は軍縮・不拡散、人権の分野での連携も確認した。

 林氏は会談後、記者団の質問に答え、中南米4カ国の歴訪を終えたことの意義を説明。「2国間関係の強化とともに、法の支配に基づく国際秩序の維持、強化について、さらなる連携を確認した」と述べた。

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