長期金利、横ばい0.5% 日銀の許容上限

 11日午前の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(369回債、表面利率0.5%)の利回りが一時、前日の終値利回りと同じ0.500%を付け、日銀が許容する上限である「0.5%程度」の水準となった。

 日銀は2022年12月の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を修正し、長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度に引き上げる事実上の利上げに踏み切った。

 日銀が長期金利の上限を引き上げたことで、新発10年債の金利への上昇圧力が強まっている。

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