自民、23日の国会召集伝達 安保政策で立民説明を要求

立憲民主党の安住国対委員長(中央)との会談に臨む自民党の高木国対委員長(左)=11日午前、国会

 自民党の高木毅国対委員長は11日、立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、23日に通常国会を召集する政府方針を伝え、国会運営に協力を求めた。安住氏は、政府が昨年の臨時国会閉会後に安全保障関連3文書を閣議決定したことなどを問題視。通常国会で説明するよう求めた。

 安住氏は会談で、原発の運転期間延長や少子化対策強化に向けた政府方針にも触れ「国会での審議や説明がないまま一方的に決めた。政策決定の手法として大きな問題がある」と批判した。高木氏は丁寧に説明するよう政府に伝えると応じた。

 高木氏は、通常国会に新規提出の法案は60本超になるとの見通しも伝達した。

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