市川実日子が“歴メシ”のシンプルさに共感。「素材の味がするごはんが大好きです」

BS松竹東急で1月9日にスタートする、月曜ドラマ「A Table(ア・ターブル)!~歴史のレシピを作ってたべる~」(月曜午後10:30)で、主演を務める市川実日子が、作品の魅力について語った。

「A Table(ア・ターブル)!~歴史のレシピを作ってたべる~」は、歴史料理研究家・遠藤雅司氏のレシピ本「歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる」のドラマ化。東京・吉祥寺から徒歩20分のところに住む夫婦・藤田ジュン(市川)と、その夫・ヨシヲ(中島歩)の夫婦の物語を、歴史レシピとともに描く。

市川が演じるジュンは、ヨシヲとは井の頭公園の“象のはな子さん”のもとで出会い、マニアックな漫画の話で意気投合して夫婦になったエピソードがある。そんな2人が知り合いの教授から「歴史書の中にあるレシピ」を教えてもらったことから、ヨシヲと一緒に料理を作ることになる。

市川は、まず、「紅葉の季節に善福寺でロケをしました。その公園は、藤田夫婦の自宅の近くにある設定なので、そんな景色の美しい場所を選んで住んでいる夫婦のキャラクター性が見えるようでした。紅葉の美しさに、私自身も健やかな気持ちになりました」と、印象的な撮影を振り返る。

劇中に登場するレシピに関しては、「素材を感じられるお料理が多くて、個人的にも好きなレシピが多かったです。シンプルな味同士のハーモニーが感じられて、薄味好きにはおすすめです」と明かし、市川自身も“素材派”ということで、「おいしいオイルとおいしい塩で野菜を蒸したりします。手の込んだことはしないけれど、出汁(だし)や水にこだわる。素材の味がするごはんが大好きです」と、劇中の藤田夫婦が作る料理のセンスに共感。

さらに、マニアックな音楽映画や小説といった趣味と、価値観が合う夫婦の、テンポのいい掛け合いも必見だ。

「ほぼ台本通りのやりとりですが、監督は、台本よりどちらかというと本人の感じたことを大事にしてほしいという方で、撮影もテストをせずに、すぐに本番。カットもなかなかかからず、本番中に起 きることが正解という演出だったので、自然と私自身の気持ちも反映されていると思います」と話し、「視聴者の皆さんには、とある夫婦の日常をのぞき見たような感覚になってもらえたらうれしいです」と期待を寄せている。

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