
松野官房長官が13日に衆参両院の議院運営委員会理事会に出席、安倍元首相の国葬を検証する政府の有識者ヒアリングに基づく論点整理を報告することが分かった。政府関係者が11日、明らかにした。政府は国会での議論の進展も踏まえ、国葬の実施手順の検討を本格化させる。
政府は昨年12月に論点整理を公表。国葬を巡り賛否が割れたことを踏まえ、実施には政府や国会の事前調整が必要だったとの見解表明が続出。国葬実施の対象者の基準を一律に定めるのは困難との主張は多数に上った。
松野氏は国会報告の時期は未定とし「国会との関係など、どのような手順を経るべきなのか検討したい」と述べた。