ふるさと稗田(令和4年12月31日開催) ~ 人の想いがもつ素晴らしいエネルギーによりたくさんの人を笑顔に

令和4年12月31日(大晦日)に、倉敷市児島にある稗田八幡宮で「ふるさと稗田」が開催。

越年祭(えつねんさい)や年越しそばに加えて、中四国では最大規模となる空中ドローンショー、剣舞のイベント、倉敷ケーブルテレビによる新年の特番が放映されるなど、大盛況のうちに新年を迎えられました。

筆者の氏神様でもある稗田八幡宮。

ふるさとの盛り上がりが、これから先も受け継がれることを願いつつ、令和5年新年のはじまり「ふるさと稗田」を紹介します。

「ふるさと稗田」とは?

令和4年の大晦日から令和5年の年明けに開催された「ふるさと稗田」では、越年祭に始りさまざまなイベントが開催されました。

越年祭

令和4年12月31日の大晦日から、新年の年明けにかけて、稗田八幡宮の拝殿において、浦川安代(うらかわ やすよ)宮司による越年祭が執り行われました。

越年祭とは、今年1年間を振り返り心身を清め、新たな年を迎える年を越えて行う神事の1つ。

年越しそばのふるまい

令和4年に引き続き、稗田八幡宮の青年部による300人年越しそばのふるまい(無料)です。

寒い中でいただく年越しそばは格別。

年越しそばをふるまっている青年部の想いもいただきました。

▼ふるまわれた年越しそば。甘いお揚げとねぎが美味しいです。

空中ドローンショー

令和4年12月31日の大晦日から新年の年明けにかけて、「年明けカウントダウン空中ドローンショー」が開催。

ショーの開催は、中四国では最大規模ということもあり、筆者も楽しみにしていました。

写真ではなかなか伝わりにくいとは思いますが、開催されたドローンショーの雰囲気を感じてもらえればうれしいです。

200機のドローンのひとつ1つが、さまざまな色に変化しながら、音に合わせいろいろな演出を夜空に描くようすは、これまで経験したことがない不思議な感覚。

ふるさと稗田」の文字から始まります。

ふるさと稗田
ゆく年くる年
カウントダウン
令和5年の年明けを祝う HAPPY NEW YEAR
2023年 富士山と初日の出

剣舞の舞台

「ふるさと稗田」の最後を飾るのは、倉敷市出身の俳優でもあり演出家でもある後藤勝徳(ごとう かつのり)さんによる剣舞「大神実(おおかむづみ)」。

舞と映像、音楽の融合を楽しめる剣舞です。

後藤さんの話では、「1回の舞台に強い想いをこめて舞うため、体力の消耗が激しく、1日に何度も舞う事は難しい」とのこと。

後藤さんの表情からも、その強い想いを感じてみてください。

剣舞「大神実」は、邪気を払い、爽やかな生命の息吹を込めた縁起のよい剣舞。

映像とともに天の岩戸開きと暗い世相の払拭を表現
槍による舞
剣による舞

浦川宮司の挨拶

倉敷ケーブルテレビの特番で流された浦川宮司による新年の挨拶を紹介します。

近年の稗田八幡宮の盛り上がりが、「ふるさとを想う多くの人の素晴らしいエネルギーであること、たくさんの人を笑顔にしたい」宮司の想いに触れられます。

皆様、新年あけましておめでとうございます。本年が皆様にとりまして、よりよき年になりますことを、稗田八幡宮よりご祈念申し上げます。

わが稗田八幡宮におきましては、昨年の夏、大変盛大な花火大会が行われました。
この年明けには、空中ドローンショーまた、地元有志のかたがたによるお蕎麦やお菓子のふるまい。そして、稗田八幡宮境内におかれましては、特設ステージを設けまして、大変縁起のよい剣舞の奉納なども行われます。

こういったたくさんの人を笑顔にできる。そういった活動が実現できますのも一重(ひとえ)にふるさと稗田を愛する人々の想いがあってこそでございます。人の想いにはそういう素晴らしいエネルギーがあります。

とかくコロナや戦争や自然災害など 暗いニュースにばかり目がいきがちですけれども、人の想いがもつ素晴らしいエネルギーを信じて、みんなの力で今年よい年にしていきましょう。

皆様ぜひ、地元の氏神(うじがみ)様にお参りくださいませ。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

おわりに

稗田地区のみに貼られた「ふるさと稗田」を告知するポスター

筆者は、最近1年程の稗田八幡宮の盛り上がりについて気になっていました。

令和3年の大晦日でふるまわれた年越し蕎麦や剣舞。

令和4年の夏には花火大会も行われました。

浦川宮司の挨拶から、ふるさとを愛する人々の想いにより、たくさんの人を笑顔にできる活動が実現されていることを、改めて知ることができました。

筆者も、娘がうれしそうに年越し蕎麦を食べていた表情を今でも思い出されます。

おそらく娘は大晦日の度に、ふるさとで味わえた温かい年越しそばを思い出してくれるでしょう。

一方で、浦川宮司は5社の神社を掛持ちされていること、稗田八幡宮の役員のかたも高齢化が進んでいると聞いています。

このようなふるさとの盛り上がりが、これから先も受け継がれるためにも、ふるさとを愛する人々の想いがより広がりつながることを願わずにはいられません。

日本各地のそれぞれのふるさとが、受け継がれるためにも、「初詣は、ぜひ、地域の守り神である氏神様にお参りしましょう!

きっと、よい一年を過ごせると思います。

最後に、倉敷ケーブルテレビによる特番「行く年来る年~児島・稗田八幡宮~」を紹介します。

動画によるドローンショーや剣舞も楽しんでください。

© 一般社団法人はれとこ