栃木県内3189人感染15人死亡 宇都宮などでクラスター 新型コロナ

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 栃木県は11日、新たに計3189人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は37万9119人となった。80歳以上の男女計13人と70代男性1人、30代男性1人の計15人が5~10日に死亡し、県内の死者は計867人となった。

 新規感染者は0歳〜90歳以上で、50代以下が約8割を占めた。最多の20代が487人、40代が484人、50代が442人、30代が421人、10代が355人、10歳未満が331人などと続く。

 死者のうち6人は入院中、3人は施設療養中、4人は死亡後に陽性が確認された。70代男性は自宅療養中、30代男性は死亡後に陽性が判明した。

 クラスター(感染者集団)は計6件発生した。このうち5件は高齢者施設で、那珂川町で28人、足利市の2施設で7人と8人、宇都宮市で16人、小山市で6人が感染。宇都宮市内の医療機関では11人が感染した。

 入院者(予定含む)は513人、宿泊療養者156人、重症者12人。10日時点の県内の病床使用率は71.8%、重症病床使用率は31.0%となっている。

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