
【サンパウロ共同】ブラジル連邦議会などの襲撃事件で、ディノ法相は10日、襲撃者を資金面で支援したのは農業ビジネス関係者や企業家、銃の愛好家ら多岐にわたるとして「一つのグループと特定するのは不可能だ」と述べた。主要紙グロボが報じた。ボルソナロ前大統領を以前から支持する幅広い層が緩やかに結託し、事件を仕掛けた可能性がある。
8日の襲撃に加わったのは約4千人とされ、ソーシャルメディアなどの呼びかけに応じて100台以上のバスで全国から首都ブラジリアに乗りつけた。ディノ氏は資金協力者の拠点も中西部や南部、南東部など広範囲に及ぶとした。