
司馬遼太郎記念財団(大阪府東大阪市)は11日、作家の司馬遼太郎さんの生誕100年に合わせて行った好きな司馬作品アンケートの結果、近代日本の黎明期を描いた長編「坂の上の雲」が1位だったと発表した。2位は「竜馬がゆく」、3位は「燃えよ剣」だった。
司馬作品の累計発行部数は文庫、電子書籍も含め約2億673万部に上ることも明らかにした。
アンケートには10代から90代まで1567人が回答。7割が男性で、30代までの若い世代や女性では「燃えよ剣」が1位だった。司馬作品を初めて読んだ時期は、10代、20代との回答が6割を占めたという。