コロナ死者多数、分析必要 感染者は前週比1.28倍

 厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は11日に会合を開き、死者数の増加傾向が継続し、過去最多を更新する状況が続いているとの分析をまとめた。会合後に記者会見した脇田隆字座長は死者数増加の要因について「基礎疾患の悪化や老衰をコロナで後押ししている可能性があるが、それだけではない。今後調査や分析が必要だ」と指摘した。

 国内で11日に報告された死者は520人で、1日当たりの公表数としては過去最多となった。

 厚労省が会合に提出した集計によると、10日までの直近1週間に全国で報告された新規感染者数は前週比1.28倍で、全都道府県で増加した。

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