3歳長女に熱湯浴びせた疑い、25歳女逮捕 大やけど負わせ、ラップ巻き放置 交際相手とパチンコに

大やけどを負った長女が発見されたアパート=11日午前、横浜市鶴見区

 横浜市鶴見区のアパートで2019年、当時3歳の長女に熱湯を浴びせ、背中などに重いやけどを負わせたとして、神奈川県警捜査1課と鶴見署は11日、傷害の疑いで、母親の埼玉県川口市、飲食店従業員の女(25)を逮捕した。

 逮捕容疑は、19年2月28日ごろから3月1日ごろまでの間、当時住んでいた横浜市鶴見区の自宅アパートで娘に熱湯を浴びせ、やけどを負わせた、としている。女は「やっていません」と供述し、容疑を否認している。長女は現在、離れて暮らしている。

 女は、大やけどを負った長女を自宅に放置したとして、保護責任者遺棄の疑いで、同居していた交際相手の男=当時(21)=と、19年3月5日に鶴見署に逮捕されていた。

 女は当時、「誤ってシャワーで熱湯をかけた」と供述したが、県警は、やけどの経緯を調べる中で関係者、医師に聴取し、故意だった疑いがあるとみて捜査を進めていた。

 女と、同居の交際相手の男の2人は当時、長女を病院に連れて行かず、やけどを負った部分にラップを巻いて自宅に放置し、「パチンコに行っていた」と供述していた。

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