【J1川崎】川崎大師で3年ぶり、チームそろって必勝祈願 脇坂「圧倒的な力を示す」

川崎大師で必勝祈願した脇坂(前列右から4人目)、山根(同3人目)ら川崎の選手たち=川崎市川崎区

 リーグ王座奪還を狙うJ1川崎が11日、川崎市川崎区の川崎大師平間寺で新年恒例の必勝祈願を行った。新型コロナウイルスの影響で、チームそろっての参拝は3年ぶり。就任7年目の鬼木達監督は「ワールドカップ(W杯)の日本代表に負けないぐらいの感動を与えられるよう、まずはJリーグでしっかり優勝したい」と抱負を語った。

 吉田明宏社長や選手、スタッフら約60人が参加。大勢のサポーターが見守る中、大本堂で「護摩修行」を行い、燃えさかる炎の前でそれぞれが新年の誓いを立てた。

 昨季は最終節まで横浜Mと激しい優勝争いを繰り広げたが、6年ぶりの無冠に終わった。

 中村憲剛氏の背番号14を受け継いで2年目を迎える脇坂は、「フロンターレがもっと大きくなるためにアジアや世界で結果を示していかないといけない。チームとしてただ優勝するのではなく、圧倒的な力を示すために全員で切磋琢磨したい」と決意。過去3シーズン主将を務めた日本代表DF谷口が海外移籍し、「若い選手も増えたので、自分のプレーに集中できる環境づくりも率先してやらないといけない」と強い自覚をにじませた。

 祈願後は選手が市内各地の商店街であいさつ回りし、記念写真の撮影などで交流した。

 チームは14日から21日まで沖縄県内で1次キャンプに臨み、22日に洗足学園音楽大学(川崎市高津区)で新体制発表を行う。

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