新春恒例の宇都宮の初市が11日、宇都宮市中心部の上河原通りで開かれ、だるまなどの縁起物を買う人らでにぎわった。
大通り1丁目の足利銀行宇都宮中央支店前交差点から今泉1丁目の旧篠原家住宅前交差点までの約400メートルが歩行者天国となり、だるまや熊手などを売る露店がずらりと並んだ。
売り手は「いらっしゃい、いらっしゃい」と威勢よく呼びかけ、縁起物が売れると手締めをした。だるまを買い求める客は、「合格」「家内安全」といった願いの言葉を書き入れてもらうなどしていた。
だるまを買った同市、飲食業岩坂泰宏(いわさかやすひろ)さん(46)は「祖父の代から同じ店で毎年買っている。若い人の客足は戻っている中、他の世代のお客さんがもっと増えることを願います」と話した。