NTT都市ら、3月に広島球場跡地開業

(提供:日刊不動産経済通信)NTT都市開発を代表とする企業グループは、Park-PFIを適用する「旧広島市民球場跡地整備等事業」の商業施設棟を、公園全体の供用開始日でもある23年3月31日に開業する。施設名は「SHIMINT HIROSHIMA(シミントひろしま)」。中央イベント広場の周りを囲むように平屋ないし2階建ての小規模な8つの店舗を配置する。23年1月に店舗の概要を公表するが、物販や飲食、サービス業を想定している。

広島市がPark-PFIを適用する初の事業。市中心部の球場跡地に広場や公園、木造店舗群などを整備する。計画地は広島市中区基町5。敷地面積約4・7ha。店舗群の総延床面積は約4770㎡。4月に着工した。商業施設は屋外環境と滞在型の2つの要素を兼ね備え、周辺の店舗などと連動させながら多くの市民が繰り返し訪れるような場所を目指す。

事業にはNTT都市開発のほか、大成建設、広島電鉄、中国新聞社、広島バスセンター、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、シーケィ・テック、NSP設計の合計9社が参画している。NTT都市開発は中央イベント広場の5年間の命名権を取得し、名称を「HIROSHIMA GATE PARK PLAZA(ひろしまゲートパークプラザ)」に決めた。

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