中国のチウ・ションの長編デビュー作「郊外の鳥たち」が、3月18日より劇場公開されることが決まった。
「郊外の鳥たち」は、地盤沈下が進み”鬼城”と化した中国の地方都市へと地質調査に訪れた青年ハオの物語。廃校となった小学校の机の中から、自分と同じ名前の男の子の日記を見つけるハオ。そこに記録されていたのは、開発の進む都市でいきいきと日常を謳歌する子どもたちの姿だった。それは果たしてハオの過去の物語なのか、未来への預言なのか。やがて子供たちは、ひとり、またひとりと姿を消していく。
監督を務めるのはチウ・ション。出演は、アン・リーの実子で、アン・リー監督の新作であるブルース・リーのバイオピック映画に主演するメイIJン・リーのほか、「幸福城市」などのホアン・ルー、本作が本格的な映画デビューとなるドン・ジン、子役のゴン・ズーハンらが顔をそろえる。
ポスターには、光を背に子どもたちが冒険の旅に出る姿と、対照的にどこか不安げに双眼鏡で何かを見つめる測量士の主人ハオとそばに寝そべる同僚の姿が配置され、その横には「僕らがうたた寝している間に まぼろしの青い鳥たちは どこか遠くへ翔び去っていった」のコピーが並び、映画の主題である2つの時間のズレが表現されている。ティザー予告編では、まるで鳥の目が写したかのような、浮遊感あふれるショットなどが見られる。
【作品情報】
郊外の鳥たち
2023年3月18日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給：リアリーライクフィルムズ ＋ ムービー・アクト・プロジェクト
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