テレワークになったけど、家で仕事をするのは集中できない…。
そんなときに利用したいのがコワーキングスペースです。
ただコワーキングスペースといえば、街なかにある印象がありませんか。
福山の郊外は車移動がメインです。
駐車場があって車で行ける場所にあれば助かりますよね。
実は、福山市北部の駅家町(えきやちょう)に車で気軽に行けるコワーキングスペースがあります。
それが「オミラボ」。
株式会社 Omit(オミット)というWeb関連企業が運営しています。
だからWeb関係で知りたいことがあれば、気軽にスタッフに質問もできるのです。
またコワーキングスペースでは、ミーティングルームを利用できるところが多いですよね。
オミラボでは、なんと基本利用料のみでミーティングルームが使えるのです。
福山北部にあるコワーキングスペース・オミラボについて、施設の魅力や利用方法などを詳しく紹介します。
オミラボは福山市北部・駅家町にあるWeb制作会社が運営するコワーキングスペース
オミラボがあるのは福山市北部・駅家町。
運営しているのは、Webサイトやシステムの制作・Webサービスなどを手掛ける株式会社 Omitという会社です。
オミラボは、Omitの社屋の中にあります。
そのためWeb制作やプログラミングなどの仕事や勉強をしている場合、Omitのスタッフにわからないことを相談できるのもオミラボの強みです。
またオミラボがあるのは郊外。
そのため駐車場があります。
駐車場は、隣接する真光寺の駐車場のオミラボ側(東側)。
福山は車社会なので、車で行けるコワーキングスペースはとても便利だと思います。
なお、オミラボの料金はすべてキャッシュレス決済。
月額料金のみがクレジットカード(PayPal)、ドロップイン利用料やその他の料金はPayPayです。
現金決済はできません。
オミラボの施設内容
2022年(令和4年)12月時点の情報。価格は消費税込
オミラボにはいろいろなデスクや設備があります。
もちろん、Wi-Fiや電源も利用可能。
なおオミラボは土足厳禁です。
入口を開けたらすぐ靴箱がありますので、靴を入れてスリッパに履き替えてください。
順に見ていきましょう。
デスク・作業スペース
中央には、共有デスクがあります。
卓上には、共用のコンセントが設置されています・
窓際には、カフェデスク。
カフェのカウンター風の共有デスクです。
窓際にあるので明るく、作業がしやすいのではないでしょうか。
カフェデスクは、3席分あります。
共有だと気が散る、ひとりで集中したいという場合、個別デスクがおすすめです。
左右と正面が仕切りで囲まれた状態になっています。
個別デスクは2席分です。
また個別デスクには、モニターが設置されています。
持参のノートパソコンを、モニターに接続して使用可能です。
設備
仕事をしていたら電話で話をしたり、リモート会議をしたりすることもありますよね。
そんなときは、オンラインルームが便利です。
オンラインルームにはパソコンが置いてあり、リモート会議もできます。
まわりのかたに気を使ったり、情報漏洩(ろうえい)を気にしたりしなくていいので安心ですね。
会議や打ち合わせ・商談などをするときには、ミーティングルームが利用できます。
6人がけのデスクで、スクリーンも利用可能です。
利用料金・利用方法については、「利用の仕方・料金」を見てください。
仕事で印刷の必要がでても、オミラボにはプリンター・コピー機があるので安心です。
なおスキャンもできます。
スキャン料金は、なんと無料。
コピーをするには、事前にコピー機の利用者IDの発行が必須です。
スタッフにコピーをしたいと申し出ましょう。
なおコピー料金の支払いは、PayPayのみです。
コピー機の横にある、PayPay用のコードをPayPayのアプリで読み取り、利用した金額を入力して支払ってください。
USBメモリーは1個550円で、支払いはPayPayのみです。
なお、コピー機はUSBメモリに対応しています。
コピー代やUSBメモリの領収書が欲しい場合は、スタッフに発行を依頼しましょう。
オミラボには、ロッカーもあります。
月極契約など、何度もオミラボに来る場合に、荷物が置いておけるので便利です。
ロッカーを利用するには事前申請が必要で、利用料金は月額1,100円。
水・湯はフリーで飲み放題。
セルフサービスです。
またお茶やコーヒーなどもあります。
アメニティーが充実しているので、急にお客さんと会うことになっても安心です。
利用の仕方・料金
2022年(令和4年)12月時点の情報。価格は消費税込
ここからはオミラボの利用方法や、利用料金について紹介していきましょう。
オミラボは3時間と1日利用の「ドロップイン」2プランと、1ヶ月単位で契約して使う「月極利用」があります。
なお、ドロップインと月極利用で支払方法・手順が異なります。
またミーティングルームを利用する場合、ドロップインは追加の利用料金が必要です。
月額利用の場合は、無料で利用できます。
また会議室の利用時間は、1日最大2時間までです。
オンラインルームは2時間を上限に、回数制限なく利用できます(要予約)。
なお、以下の時間帯はミーティングルームが飲食場所として利用されるため、予約できません。
ミーティングルーム利用不可時間帯
- 午後12時〜午後12時50分
- 午後7時〜午後8時
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドロップイン利用の場合
ドロップインの利用料は、現地でのPayPayによる支払いのみです。
利用するには、事前に公式サイトから利用者登録をしてください。
ドロップインの利用手順は、以下のとおり。
- 公式サイトで利用者登録をする
- 完了メールを受け取る
- オミラボへ行き、最初に料金を支払う
- 利用開始
オミラボに行き、入口のドアを開けた正面に受付台があります。
受付台の上にあるPayPayのコードを、PayPayアプリで読み取りましょう。
支払いが済んだら、受付台にある利用者名簿に名前を書いてください。
名前を書いたら、オミラボの利用を始めましょう。
なお、利用者登録完了メールに記載されたIDやパスワードは、コピー機利用時などに必要です。
月極利用の場合
月額利用料金の支払いは、会員専用ページでのPayPal(ペイパル)によるクレジットカード払いのみです。
月額利用の利用手順は、以下のとおり。
- 公式サイトで利用者登録をする
- 完了メールにあるURLから会員専用ページへログイン
- 利用したいプランを選び、PayPalにて料金を支払う
- 契約完了メールを受け取る(1〜2営業日以内)
- オミラボに行き、利用開始
オミラボに着いたら、入口のドアを開けた正面にある受付台で利用者名簿に名前を書いて、利用を始めてください。
利用者登録完了メールに記載されたIDやパスワードは、コピー機利用時などに必要です。
ミーティングルームの利用
ミーティングルームを利用する場合、事前に予約をしてください。
その後、オミラボで利用の受付をすませたあと、ミーティングルーム料金専用のPayPayのコードを読み取って料金を支払います。
無料見学もできる
オミラボでは、無料で見学もできます。
「利用する前にどんな施設なのか知りたい」「一度見てみて、気に入ったら使ってみたい」ときも安心ですね。
見学をするときは、事前に公式サイトから見学申し込みをしましょう。
見学希望日を3つ考えておいてください。
なお、見学時間は30分〜1時間です。
福山市北部・駅家町にあり、車でダイレクトにアクセスできるコワーキングスペース、オミラボ。
運営会社である株式会社 Omit(オミット)の代表・末吉孝臣(すえよし たかおみ)さんへインタビューをしました。
オミラボを運営する株式会社Omitの代表・末吉 孝臣さんへインタビュー
福山市北部・駅家町にあり、車でダイレクトにアクセスできるコワーキングスペース、オミラボ。
運営会社である株式会社 Omit(オミット)の代表・末吉孝臣(すえよし たかおみ)さんへインタビューをし、開業の経緯やオミラボの特徴・強み、今後の展望などについて話を聞きました。
インタビューは2021年1月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
福山にWeb関係の仕事同士のつながりが生まれる場所をつくりたかった
──開業の経緯を教えてほしい。
末吉 (敬称略)──
オミラボは、株式会社 Omitという会社が運営しています。
Omitは2003年(平成15年)に創業しました。
Webサイトの制作やシステムの構築、Webサービスを展開するなど、おもにWeb関係の仕事をしています。
2019年(令和元年)10月に、事務所を福山中部の北吉津町から北部の駅家町に移転・新設しました。
このときに会社併設のコワーキングスペースとして、オミラボをオープンしたんです。
12月にプレオープン、翌2020年(令和2年)1月に正式オープンしました。
だから、ちょうどオープン1周年(取材時=2021年1月)ですね!
ちなみにオミラボの「オミ」はOmit、「ラボ」はラボラトリーに由来しています。
──なぜ、事務所といっしょにコワーキングスペースもつくった?
末吉 (敬称略)──
私は福山出身ですが、以前に東京で仕事をしていました。
福山に帰ってきて感じたのが、東京に比べて同業の仲間やつながりができにくかったり、交流が少なかったりするということです。
セミナーや交流会とかで出会っても、なかなか交流に発展しませんでした。
だから普段いろいろな人が同じ場所で仕事をし、そこでつながりが生まれて、情報交換だったり次の新しいことが生まれたりするような場所があればいいなと感じていたんです。
その理想に近かったのが、コワーキングスペースという施設だったんですよ。
そんなときに会社を移転して新しい事務所を建てることになったので、あわせてコワーキングスペースをつくることにしました。
オミラボの特徴
──どんな利用者が多い?
末吉 (敬称略)──
弊社のある駅家町など福山北部は、郊外型の市街地として発展しているんです。
そして、東西と南北に大型の国道が通っています。
だから、東の井原市や笠岡市・西の府中市・北の神石高原町のかたが利用していますね。
福山中心部まで行かなくてもよく、しかも無料の駐車場もあるので。
あとは福山市北部やその周辺にある企業へ出張へ来られたかたの利用もありますね。
福山出身で現在遠方に住んでいるかたが、帰省時に使ったりすることもありますよ。
それと意外と多いのは、WebやIT関係への転職を希望しているかた。
Web会社が運営しているコワーキングスペースなので、わからないことの相談ができます。
ほかにWeb業界の情報や仕事の流れなど、現場の「生」の情報が得られることにメリットを感じているそうです。
──オミラボの特徴・強みは?
末吉 (敬称略)──
ひとつは、郊外にあることですね。
郊外にコワーキングスペースがあるところは、少ないと思います。
無料の駐車場もあるので、車で気軽に寄れるのはメリットではないでしょうか。
福山は車社会ですから。
それとミーティングルームを利用するのに、追加の料金が発生しないのもポイントです。
予約は必要ですが、基本料金だけでいいので気軽に使えると思います。
充実させたアメニティー、施設のレイアウト、フリードリンクなど過ごしやすいスペースなのもメリットですね。
あとは、Web制作会社が運営していることも強みです。
コワーキングスペースは、IT系のかたも多く利用されます。
わからないことがあったとき、弊社の社員に相談しても構いません。
これはWeb会社運営だからこそのメリットです。
オミラボを福山北部地域のハブ(拠点)に
──今後の展望ややってみたいことはある?
末吉 (敬称略)──
ひとつは、オミラボでプログラミングの勉強会を開催したいですね。
あと、オミラボが福山北部という地域のハブ(拠点)になれたらいいなと思います。
「オミラボに行ったことがキッカケで新たな出会いがあり、新しいことをやり始めた」
「オミラボに行って、自分が変われた」
そんな話を、利用者のかたがするようになればいいなと思います。
オミラボはスタッフや利用者同士のコミュニケーションがしやすいコワーキングスペース
オミラボは、福山北部の駅家町という郊外にある小さなコワーキングスペース。
ですが小さいからこそ、スタッフとの距離が近く、利用者同士もコミュニケーションがしやすい雰囲気なのが特徴です。
しかも車社会の福山市において、車で気軽で行けるのは大きなメリットだと思います。
またミーティングルームが基本料金のみで使えるのは、利用しやすくて便利です。
代表の末吉さんも話していたとおり、Webの会社が運営しているからWebのことについてスタッフと相談できたり、話が聞けたりするのもポイント。
同じ業界で働いていたり目指したりしている場合は、大きなメリットだと思います。
Web関係の仕事をしていたり目指したりしているかたは、オミラボを利用してみてはいかがでしょうか。