ドジャースが正遊撃手確保 マーリンズとのトレードでロハスを獲得

トレイ・ターナーがフリーエージェント(FA)でフィリーズへ移籍し、二遊間が人材不足となっていたドジャースがようやくターナーに代わる正遊撃手を確保した。日本時間1月12日、ドジャースは球団15位のプロスペクト(若手有望株)だったジェイコブ・アマヤをマーリンズへ放出し、ミゲル・ロハスを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表。これにより、二塁から遊撃に回る見込みだったギャビン・ラックスは引き続き二塁を守ることになり、二塁ラックス、遊撃ロハスで今季の二遊間が固まった。

現在33歳のロハスは昨季マーリンズで140試合に出場して打率.236、6本塁打、36打点、9盗塁、OPS.606を記録。直近5年間のうち短縮シーズンの2020年を除く4度、規定打席に到達し、巧打堅守の正遊撃手としてマーリンズを支えてきた。昨季の打撃成績はレギュラーとしてはやや物足りないものの、守備面ではキャリアハイとなる守備防御点+15をマーク。「Statcast」が算出する守備指標OAAでも+8の好成績を残しており、少なくとも守備面では前任のターナー以上の実力の持ち主だ。

ベネズエラ出身のロハスはマーリンズと2年1000万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年。今季の年俸は500万ドルと安価である。また、2014年にドジャースでメジャーデビューを果たしており、9年ぶりの古巣復帰ということに。2014年12月、ドジャースがオースティン・バーンズ、クリス・ハッチャー、アンドリュー・ヒーニー、キケ・ヘルナンデスを獲得したトレードで、ディー・ゴードン、ダン・ヘイレンとともにマーリンズへ放出されて以来のドジャース復帰となった。

マーリンズが獲得したアマヤは現在24歳の内野手。「MLBパイプライン」による球団別プロスペクト・ランキングではドジャースの15位にランクインしていた。まだメジャー経験はなく、昨季はマイナーAA級とAAA級で合計133試合に出場し、打率.261、17本塁打、71打点、6盗塁、OPS.795を記録。新天地マーリンズでメジャーデビューを目指す。

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