13日(金)にかけて気温高く なだれ・融雪に注意 週末は太平洋側も雲取れにくい

 

 これからあす13日(金)にかけても、全国的に気温が高く、関東から西は15℃を超える所がある見込み。積雪の多い地域は、急な融雪に伴う河川の増水や土砂災害、なだれに注意が必要となる。一方、天気は西から下り坂で、13日(金)は西日本で雨の降る所が多い見通し。その他の各地も、週末はすっきりしない天気の所が多くなりそうだ。

気温は春 天気は下り坂

  きょう午後は全国的に3月並みの気温で、鹿児島は20℃予想など、西日本は4月上旬並みまで上がる所がありそうだ。太平洋側は空気の乾燥が続くため、火の取り扱いに注意が必要となる。なお、湿った空気が流れ込む九州は、すでに北部を中心に雲が広がっているが、午後は所々でにわか雨がありそうだ。

 13日(金)は西日本で雨の範囲が広がり、九州北部を中心に遅い時間ほど雨の降り方が強まる見込み。北陸以北の日本海側は、午前中は晴れるが次第に雲が広がり、夜は雨や雪の降る所が多くなる。関東甲信と東北南部は夕方まで晴れて、この方面は日差しが暖かい見込み。なお、13日(金)は天気が下り坂の地域でも、平年と比べて気温が大幅に高くなるので、あまり着込む必要はなさそうだ。

週末 天気すぐれず

 14日(土)はメインの雨雲は南へ下がるが、全国的に天気の回復が遅れる見通し。15日(日)にかけても雲の広がる地域が多く、引き続き、太平洋側を含めて雨の降る所がありそうだ。15日(日)は寒気が南下するため気温の下がる地域が多く、関東など東日本も風が冷たくなる見込み。来週前半は北日本や北陸を中心に、寒中らしい寒さが戻るので、再び雪の強まりや寒さへの備えが必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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