迷ったら4歳馬を買え! 世代間格差が大きいハンデGⅡ戦!!【日経新春杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

日経新春杯(日曜・中京)

芝2200m戦、GⅡ。

例年は京都の芝2400mで行われるレースですが、今年も21、22年に引き続き、中京の芝2200mで行われます。

京都時代は1、2番人気の頑張りが目立ち、ハンデ戦の割には堅めの決着に終わっていたのですが、中京に替わった21年は馬連5万馬券。22年は馬連こそ3ケタでしたが、3着に9番人気が入って3連単は2万馬券。

傾向が変わった気もしますが、ローテーション的には同じと見て、まずは京都で行われた8年のステップレースをざっくり見ていきたいと思います。

GⅠから〔400〕。掲示板3頭に、7着馬。

GⅡから〔114〕。掲示板4頭に、8着と14着の馬。

GⅢから〔021〕。1、3、6着の馬。

ちなみに、GⅡには4回中京時代の金鯱賞が、GⅢには同じく4回中京時代の愛知杯が含まれています。

3勝クラスから〔242〕。勝ち馬6頭に、2着馬1頭、4着馬1頭。

2勝クラスから〔111〕。こちらは勝ち馬でした。

馬券圏内24頭中、前走で掲示板を外していたのは4頭だけ。その4頭中2頭は前走2、3番人気に推されていて、残る2頭はGⅠ、GⅡに出走していました。

中京での2年を見ると、21年は3勝クラス1番人気8着、OPの新潟牝馬S4着、リステッドのアンドロメダS2着の馬の1~3着。人気は7、13、4番人気。

22年は、ダービー7着、有馬記念4着、中日新聞杯8着の馬の1~3着。人気は3、1、9番人気。

京都と中京で共通して重要なポイントは、中距離実績。

具体的には、

芝2200m以上での勝ち。

芝2000mのOPクラス勝ち、または重賞連対。

芝1800mの重賞連対。

このいずれかが欲しいところ。

ちなみに、21、22年の中京での連対4頭は、中京芝2200mの連対歴を持つ馬が3頭、中京芝2000mの重賞連対歴を持つ馬が1頭です。

今年も中京実績がモノを言うかもしれません。

牝馬は、京都で〔011〕、中京で〔010〕。

トップハンデは、10年で14頭いて〔021〕。2着の2頭は1番人気に推された馬でした。

勝ち馬のハンデは56~52キロで、平均すると54.2キロ。

2着馬は57~52キロで、平均54.8キロ。

3着馬は58~51キロで、平均54.65キロ。

53キロ以下が〔323〕。軽ハンデの馬が頑張るのは、京都と中京に共通している部分です。

過去10年の年齢別では、

4歳〔830〕、5歳〔145〕、6歳〔135〕。

好走は3世代に限られ、圧倒的に4歳馬の強さが目立っています。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

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