県が3棟所有する最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」について、来年度当初予算への耐震化工事の費用計上を見送る方針で、調整していることが
明らかになりました。
爆心地から2.7キロの地点に位置する旧陸軍被服支廠は、1913年に完成した国内最大級の被爆建物です。
現在、被爆建物の旧陸軍被服支廠については、県が耐震化工事の方針を決めています。
関係者によると、この工事費については、国の補助率が決まっていないため、来年度当初予算には当面盛り込まれない見込みです。
また、今年度中に、利活用の方向性が示される予定ですが、具体的な中身は、来年度、国、県、広島市で協議していく予定です。