日本医師会会長 新型コロナの5類引き下げ「直ちには難しい」

日本医師会の松本吉郎会長は1月11日の会見で、新型コロナの感染症法上の位置付けをインフルエンザ並みに引き下げることについて「直ちには難しく、段階的な対応が求められる」と述べました。

新型コロナの感染症法上の位置付けを巡っては、季節性インフルエンザと同じ、いわゆる「5類」に引き下げる案が政府などで議論されています。これに対し、松本会長は「現時点で直ちに5類、5類相当にするのはなかなか難しいのではないかと考えている」「仮に5類や5類相当としても、患者への支援や医療機関に対する支援をある程度続けるなど含めた段階的な対応が求められると思う」と述べ、段階的な対応が必要だと指摘しました。

<大島町長らが「椿まつり」をPR>

経済とコロナ対策の両立へ模索が続く中、大島町のミス大島など「伊豆大島椿(ツバキ)まつり」のキャラバン隊が東京都庁を訪れ、小池知事に祭りへの協力を求めました。

大島ではコロナ禍で島を訪れる人の数が半減するなど観光を中心に打撃を受けていて、1月29日から始まる島最大の観光行事「椿まつり」の開催を観光復活の足がかりにしたいと意気込んでいます。大島町の三辻利弘町長が「社会活動を回復するため、椿まつりに懸けている。皆さまのご支援ご協力をお願いしたい」とあいさつすると、小池知事は「島の観光のにぎわいを取り戻して、さらに活性化していきたい。椿まつりが活性化の良い火付け役になってくれることを心から期待している」と応じました。

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