北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」(樋口英俊理事長)のグループホーム(GH)で、結婚や同棲を希望する知的障害者の男女8組16人が不妊手術や処置を受けていた問題で、道が今月実施する実態調査の対象を所管する道内全てのGH409カ所とし、本年度内に結果をまとめる方針であることが12日、道への取材で分かった。
道によると、今月中に調査票を発送し、入居者から結婚などの相談を受けた場合の対応や、出産・育児を希望する場合の課題などについて事業者に回答を求める。入居者には専門家などの意見を踏まえて聞き取りする方針で、書面調査の項目には盛り込まない。