【簡単レシピ】混ぜてスキレットで焼くだけ! バスクチーズケーキはキャンプ最強スイーツ!

こんにちは。実はケーキも大好き くにぱぐ(パギー)です。今回は冬本番ということで、ストーブに組み合わせて使うオーブンでスキレットを使って焼けるスイーツをご紹介します。なんと本格派のバスクチーズケーキです。道具さえ揃えば驚くほど簡単で美味しいデザートなので、是非キャンプシーンでもチャレンジなさってください!

鉄スキレット+ピザオーブン 誰でもできる簡単デザート!

※イメージ画像

スペインのバスク地方の名物スイーツ「バスクチーズケーキ」。今回はこちらにチャレンジします。

バスクチーズケーキの特色は「とにかく簡単!」です。材料をよく混ぜて、焼くだけ。

混ぜる材料の配分も多少アバウトであっても全然OKで、失敗する要素はほぼ見当たらないというお手軽さがウリです。

一方でキャンプで行うオーブン料理ですから、当然オーブンが必要になります。

実は過去にもこのオーブン料理はいろいろと紹介しているのですが、今回も過去の料理と同様に、「尾上のピザオーブン+薪ストーブ」の組み合わせです。

筆者撮影

尾上のピザオーブンは厚みがあまりないのですが、お手ごろですし、薪ストーブ以外でも灯油ストーブやバーベキューグリルでも使えますし、とても便利です。

意外とこのぐらいの調理器具でもなんでもできるんですよ。

もっと「作りやすさ」に目を向けていけば、最近では薪ストーブに直接取り付けるタイプのオーブンもあります。

もちろんダッチオーブンでも構いません。

これと、オーブンに入るサイズのスキレットがあれば、条件はだいたいクリアです。

ケーキ用の耐熱容器があれば最高なのですが、実際なかなかそこまで持っているキャンパーは少ないと思います。

が、スキレットで十分代用できますよ。その他あると便利な道具もこの後に記載しますが、とにかく「オーブン」「スキレット」は必須でしょう。

バスクチーズケーキの食材と使う道具

バスクチーズケーキの食材(2~3人前)

筆者撮影
  • クリームチーズ …400g
  • 生クリーム …200ml
  • グラニュー糖 …150g
  • 小麦粉 …大さじ2
  • 卵 …3つ

これだけなのですが、クリームチーズを大量に入れることもあって、結構いいお値段になります!

グラニュー糖、小麦粉、卵は家にあるとよいのですが、ない時はメインの料理を安めにするなどの工夫をしないと、デザートだけで予想外の出費になります。御注意を。

なお、クリームチーズは300~500gぐらい、生クリームも200~300mlぐらいのアバウトさで結構です。

グラニュー糖ももっと多くてもしっかりした味になりますし、あと、生クリームは脂肪分が多い種類のものほどリッチな味わいになります。

作るたび味は変わりますが、大筋で量が違っていなければどう作っても美味しいのがバスクチーズケーキの良さです!

筆者撮影

バスクチーズケーキの調理に必要な道具

  • スキレット(オーブンに入るサイズ。耐熱容器なら他のものでも可)
  • オーブン
  • 熱源(ストーブやバーベキューコンロなど)
  • ボウル
  • クッキングシート
  • 泡立て器(ハンドミキサーが使えればなお良し)
  • ゴムへら(無くても可)

スキレット、オーブン、熱源については始めに書いた通りです。

それ以外はボウルとクッキングシート、泡立て器は必ず用意しましょう。ゴムへらだけは、あればで大丈夫です。

泡立て器は今回、反則ですがクイジナートのハンドミキサーを使用しました。

間違いなくあったら簡単です。

消費電力は160wで、せいぜい10分ほどしか使いませんので、電源サイトでなくとも、ポータブル電源をお持ちのキャンパーであれば、秘密兵器として持参してもよいと思います。

このハンドミキサーは非常に優秀で、バスクチーズケーキのみならず、たこ焼きやパンなど、さまざまな場面で役立ちますよ。(クイジナートのハンドミキサーにはパン捏ね機能があるのです!)

もちろん手動タイプの泡立て器でも問題ありません!

バスクチーズケーキの作り方

筆者撮影

(1)まずはクリームチーズを温め、指で押すとへこむというより、曲がるぐらいまで柔らかくします。これが後の工程で重要になってきます。焚き火の近くに置いておくでも、電気毛布で包むでもよいので、十分に柔らかくしましょう。

[ 画像が省略されました ]

今回はコテージ泊でしたので、電子レンジで温めました。自宅などであれば、レンジでも全然OKです!

筆者撮影

(2)柔らかくしたクリームチーズをボウルに入れ、泡立て器で原型がなくなるぐらいまでかき混ぜます。

ここでしっかりかき混ぜると、もうあとは簡単です。

筆者撮影

(3)グラニュー糖、卵、小麦粉、生クリームを順番に入れ、入れる都度かき混ぜます。とにかくしっかりと!

筆者撮影

(4)クッキングシートは水に濡らし、ぐしゃぐしゃとよく絞ると自然に曲がるようになります。これをスキレットに敷き詰め、型とします。

[ 画像が省略されました ]

シートのスキレットからはみ出す部分は燃えるといけないので、ざっくりでよいので切り取っておきましょう。そんなに神経質な切り取り方でなくて大丈夫ですよ。

筆者撮影

(5)
型ができたら、そこにケーキの生地をすべて流し込みます。ゴムへらがあれば、ここで生地をこそぎ落とすようにすると簡単です。

筆者撮影

(6)十分に加熱したオーブンにチーズケーキをスキレットごと入れます。家庭用のオーブンだと220℃。これで40分ほど待ちます。

[ 画像が省略されました ]

キャンプでオーブンを使う場合、温度がどうしてもアバウトになります。焦げないよう、小まめにフタを開けて状態を確認しましょう。

筆者撮影

(7)焼き上がりです。結構膨らむので、天井の低いピザオーブンでは、中央が天井にくっついてしまうこともありますが、気にしないようにしましょう。

筆者撮影

また、冷ますと写真くらいまで中央が凹み、おなじみのチーズケーキの形になります。このぐらいまでしっかりと粗熱を取れば完成です。

冬季のキャンプ場であれば、戸外に出しておけば簡単ですね。

食べてびっくり! 普通にお店で食べられるバスクチーズケーキになります!

筆者撮影

この記事を書くにあたって何度かバスクチーズケーキを作ってみました。

この画像は最初のものなので少し焦げていますが、焦げたところを取り除いて食べてみると、お店で食べるバスクチーズケーキと遜色がなくて驚きました。

二回目に作ってみたところ、見た目も完璧に仕上がりました。

断言しますが、バスクチーズケーキは本当に簡単です!

キャンプで作る場合の道具的なハードルはややあるものの、失敗がないことがモチベーションに繋がるため、ついつい作ってしまうデザートになります。

なお、あえて気を付ける点として、キャンプで作る際は粗熱を取る時間を忘れないように計算に入れましょう。

昼過ぎから作り出しても、食べるのが遅い時間になってしまうこともあります。

もちろん翌朝でも食べられますし、スキレットごとラップをかけてクーラーボックスに入れれば、自宅に持って帰ることも可能ではあるのですが。

とはいえ、せっかくですからキャンプ場で楽しみたいデザートですよね。夜更けにみんなで囲み、温かいコーヒーと一緒に頂けば、思い出深いケーキになると思います。

© ハピキャン