ウイルスが蔓延する機内 地上では着陸反対・賛成のデモ 究極の選択迫られる乗客 「非常宣言」本編映像

ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演する映画「非常宣言」(公開中)から、本編映像の一部が公開された。

飛行機テロの犯人によってまかれたウイルスが機内に蔓延したKI501便。本編映像では、その着陸について「反対派」「賛成派」のそれぞれが、地上でデモをする様子が切り取られている。地上で繰り広げられている騒動は大々的に報じられ、機内にいる乗客の元にも映像が届いていた。さらに、乗客たちが見た映像には、バスに乗った乗客の家族の姿も。その光景を目にした乗客たちは、”自分の命か愛する人の命か”の究極の選択に、“自分たちは着陸すべきか否か”の議論が巻き起こる。その間にもウイルスは猛威をふるい、機内では刻一刻と感染が広がっていくのだった。

ハン・ジェリム監督は、本作に登場する俳優たちについて、彼らの演技のリアルさを追求するため、乗客を演じる俳優たちのオーディションを5回に渡って実施。ひとりひとりのイメージや演技のトーンなどについて、十分に準備期間を設けたという。「災害に対抗する人物たちの様々な感情を、映画の中に最大限に盛り込み、観客にこの状況を体感してもらいたかった」と、臨場感を徹底的に追求したことを語っている。

「非常宣言」は、飛行機内でのウイルステロを描いた航空パニック映画。飛行機恐怖症のジェイ・ヒョクが娘と乗るハワイへ行きの飛行機では、次々と乗客が原因不明の死を遂げ、恐怖とパニックの渦に包まれる。地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノが、飛行機へのウイルス・テロの犯行予告動画がアップされたことから捜査を開始。飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。機体はついに操縦不能となり、地上へと急降下していく。ク・イノをソン・ガンホ、パク・ジェヒョクをイ・ビョンホンが演じる。

1月6日から全国244館で公開され、初日から4日間で動員数70,280名、興行収入92,180,710円となり、週末興行・動員ランキングでは8位となった。

【作品情報】
非常宣言
2023年1月6日(金) 全国公開
配給:クロックワークス
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