再会の約束も呪いで外見が変わってしまう2人 「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」公開決定

2021年に開催された第22回東京フィルメックスで最優秀作品賞と学生審査員賞をダブル受賞した映画「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」が、4月7日より劇場公開されることが決まった。

「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」は、”呪い”と”一目惚れ”という不思議な現象を軸に、一見関係のなさそうないくつかのストーリーがラストで収束していくラブストーリー。ジョージアの美しき古都、クタイシ。街中ですれ違いざま本を落としたリザと本を拾ったギオルギは、夜の道で再会。互いの名前も連絡先も聞かないまま、翌日に白い橋のそばにあるカフェで会う約束をする。しかし邪悪な呪いによって、翌朝に目覚めた2人は外見が変わっている。それでもリザとギオルギは約束したカフェに向かい、待ち人も姿が変わっているとは知らずに、現れない相手を待ち続ける。

監督を務めたのは、本作がドイツ映画・テレビアカデミー(DFFB)の卒業制作作品となる、ジョージア出身の新星アレクサンドレ・コべリゼ。ジョージア第三の都市であるクタイシを舞台に、旧市街の建築物や印象的な橋、ヒロインがお弁当に用意する伝統的なジョージアのパン“ハチャプリ”、新作映画のために街でカップルを探すカメラマン、メッシファンの子供たちやサッカー観戦が趣味の野良犬たちといったオムニバス小説のようなストーリーがやがてひとつになり、恋の魔法が現実のものとなる様子を描く。

日本版ティザーポスターは、主人公2人の出会いのシーンをイラスト化したデザインとなっている。女性が落としたエメラルドグリーンの本を拾った男性の足元だけを映したこの場面は、本編のなかでも印象的シーンとして登場する。タイトルの日本語ロゴはグルジア文字の柔らかさを表現した手書き風となっている。企業系広告を多数手掛けるchi80(チエイティ)がイラストを、「離ればなれになっても」「恋のいばら」などのポスターを手掛けた、グラフィックデザイナーのヒノキモトシンゴがデザインを担当した。

【作品情報】
ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう
2023年4月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺 他にて公開
配給:JAIHO
© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze

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