
【台北共同】半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家最高経営責任者(CEO)は、12日の決算発表の記者会見で、日本で二つ目となる半導体工場の建設を検討していると明らかにした。熊本県で建設中の工場については、2024年末の生産開始を確認。欧州での工場建設も検討しているとした。
22年12月通期決算は、売上高が前期比42.6%増の2兆2638億台湾元(約9兆8千億円)、純利益は70.4%増の1兆165億台湾元となり、いずれも過去最高だった。
魏氏は「日本で二つ目の工場建設を検討している」と述べたが、具体的な場所は言及がなかった。