骨髄移植で命を救われた樋口大悟が企画・主演 出会うことない患者とドナー描く 「みんな生きている」予告

2月4日より全国順次公開される、骨髄移植によって命を助けられた俳優・樋口大悟が、自らの経験を元に企画・原案・主演を務めた映画「みんな生きている ~二つ目の誕生日~」の、本予告映像が公開された。

本予告は、空手講師の桧山大介(樋口大悟)が、稽古の最中に倒れて病院に運ばれ、白血病と診断されるよすから始まる。空手もそして恋人さえも彼の元を去り、失われる日常。ドクターは「骨髄移植をすれば、治る可能性はあります」と言うが、移植を受けられる患者の割合は約2人に1人だった。そんな中、遠く新潟県糸魚川に住む桜井美智子(松本若菜)のもとに、ドナー適合の知らせが届く。しかし彼女の家族は、幼い娘がいる彼女がドナーになることに反対する。「わたしが断ったら、この人死んじゃうかもしれないんだよ」と、美智子は真剣なまなざしで訴える。

予告の最後には、主演の樋口本人のコメント映像が挿入されており、「名前も顔もわからない誰かのおかげで、こうして生きています。そんな僕の体験をもとに映画を作りました」と語っている。また、予告で使用されているエンディングテーマ「僕のヒーロー」は、実際に樋口の闘病時代を支えた友人で、本作でも主人公・大介の親友役として登場している鈴木周哉が歌と作曲を手掛けている。

「みんな生きている ~二つ目の誕生日~」は、出会う事のない患者とドナーである白血病の青年と骨髄移植を依頼された女性や、2人を支える人たちの葛藤を描いた作品。25歳の時に急性骨髄性白血病で余命2年を宣告された俳優・樋口大悟が、骨髄移植によって命を救われた体験を元に、自ら企画・原案・主演。白血病の実態と骨髄移植への理解を深めたいという樋口の思いに賛同した両沢和幸が企画段階から参加し、脚本・監督を務めた。ドナーの美智子役を松本若菜、美智子の夫・高志役を岡田浩暉が演じるほか、武藤令子、大西武志、森下能幸、池田良、中村久美らが顔をそろえている。

【作品情報】
みんな生きている ~二つ目の誕生日~
2023年2月4日(土)新宿K’s Cinemaほか全国順次公開
配給:ギグリーボックス
©2022「みんな生きている ~二つ目の誕生日~」製作プロジェクト

© 合同会社シングルライン