新型コロナ患者の隔離令撤廃を提唱

香港では1月10日に新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の陽性ケースが1万件を割り込み、昨年11月末以降で最低となった。11日付香港各紙によると、新たに75人の新型コロナ患者が死亡した。医院管理局はこのうち46人の死因は新型コロナに関係あると発表。現在、4692人の感染者が入院中で、危篤ケースが207件となっている。政府の専門家顧問である孔繁毅氏は「香港は感染者の隔離令を撤廃する条件を備えている」との見方を示した。マカオ特区政府は先に新型コロナを風土病に位置付け、感染者の申告と隔離は必要ないと発表。孔氏は香港では約500万人が感染したとみており、混合免疫バリアはすでに十分であるため感染者の隔離令を撤廃する条件を備えたと指摘。発熱や不調があれば病欠を取って仕事を休み、熱が引いて身体状況が良好ならばマスクをつけて仕事できると述べた。

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