ＮＨＫ党のガーシー参院議員（５１）の関係先が１１日に家宅捜索されたことを受け、同党の立花孝志党首（５５）が１２日、国会内で緊急記者会見を行った。会見前には、ドバイに滞在するガーシー氏がインスタライブで３月上旬に帰国し、警視庁の任意の事情聴取に応じること、国会に登院する意向を明言していた。立花氏はガーシー氏を３月下旬に初登院させる意向を示し、国会でＹｏｕＴｕｂｅで行ってきた暴露を行うことや、ＮＨＫ会長と〝対決〟させる構想を語った。
立花氏は「ガーシーは腹が据わってきた」と態度の変化に驚くとともに「国会にモンスターのような議員を生み出してしまった。体が震える思いです」と語った。
ガーシー氏のインスタライブ後、連絡を取り合ったという立花氏は「ガーシーに国会議員としての活動を行うとは期待していなかった。ドバイで発信してほしいと思っていた。日本には帰ってこないと思っていました。（ガーシー氏は）腹が据わってきた」とその〝変化〟を驚いた。
同党は、ＮＨＫが信書を民間業者に委託していたとして、郵便法違反で警視庁に告発し、受理されている。３月末に開かれるＮＨＫ予算を審議する参院総務委員会にガーシー氏を初登院させ、ＮＨＫ会長に質問させる意向。「初陣はＮＨＫの会長にやってほしい。被疑者同士が国会でバチバチやるのは国民の注目を集める」と声を弾ませた。
さらに、国会内での発言は名誉毀損（きそん）等の免責事項があると主張。「ガーシーも『それいいですね』と話していました。YouTubeで行っていたことを、国会で、実名でやっていく」と、国会での新たな暴露を思い描いた。
ガーシー氏の変化を見届けた立花氏は「国会にモンスターのような議員を生み出してしまった。体が震える思いです」と、やや声をうわずらせて、興奮を示した。
（よろず～ニュース編集部）
