「そのような考えがあるのだな、程度」“水浸し楽団”見解に 裾野市長あくまで市の事故調査委報告待つ=静岡・スプリンクラー事故

静岡県裾野市の裾野市民文化センターのスプリンクラーで、水浸しの被害を受けた楽団が1月7日、「原因は誤作動の可能性が高い」との見解を示しました。これについて、裾野市の村田悠市長は、あくまで、市の事故調査委の報告を待つとの姿勢を示しました。

この問題は2022年9月、裾野市民文化センター大ホールで突然、舞台上のスプリンクラーが作動し、「シンフォニエッタ静岡」のメンバー5人がけがをしたほか、楽器が水浸しになったものです。

裾野市は事故調査委を立ち上げましたが、楽団側も独自に設置した事故被害検討委で原因を調べていて、2023年1月7日「スプリンクラーの誤作動の可能性が高い」との見解を示しました。

<裾野市 村田悠市長>

「(市の)第三者委がどのような答申を出すのか分からないが、楽団の事故調では、そのような考えがあるのだな、程度の受け止め」

村田市長は1月12日の会見で、あくまでも「楽団側の見解にすぎない」との受け止めで、市の事故調査委からの報告を待つとの姿勢を示しました。

また、楽団側が、裾野市側と楽団側の共同調査を申し入れていることについては「第三者機関である市の事故調査委に従う」と述べ、事故調査委に判断をゆだねる考えを示しました。

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