小田裕太郎の獲得は「セルティックの影響」。ハーツ監督『日本はお金に見合う価値がある』

今冬のマーケットでヴィッセル神戸からスコットランドのハーツへと移籍することになった小田裕太郎。

ヴィッセル神戸のユースから昇格した生え抜き選手で、2020年には19試合、2022年には21試合に出場した21歳のアタッカーだ。1月11日にハーツと3年半の契約を結び、ヨーロッパへ渡ることになった。

ハーツの監督を務めているロビー・ニールソン氏は『The Scotsman』に対して以下のように話し、小田裕太郎の獲得はセルティックに影響された部分が大きいと明かしていた。

ロビー・ニールソン

「よく知らない市場に入っていくときには、以前そこにいた選手たちと比較して測定するのがいい手法だ。

セルティックの日本人選手の多くが非常にうまくやっている。ここでも競争できるということを示しているよ。

日本では、セルティックに行った選手たちを見て、同じようにヨーロッパへと行きたいという野心を持つ者が多くなっていると確信しているよ。それが小田裕太郎の獲得に役立ったかもしれない。

お金に見合う価値を提供してくれる市場だ。優れた選手たちがいて高いレベルがある。獲得する価値があると思う者がいる。そして彼らの多くがヨーロッパへと行きたがっている。オーストラリアと非常に似ているよ。

10~15年前のように、日本人選手になんの繋がりもなかったころとは違う。望む食べ物も文化もある。エディンバラには日本人コミュニティもあり、適応を助けてくれる人々が我々に手を差し伸べてくれている。

小田裕太郎がアパートや車を手に入れて定住し、友人に会い、食べ物を手に入れられる場所を確保することが重要だ。それが彼のフィットネスレベルを上げてくれるものだからね」

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セルティックは現在古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介、小林友希、岩田智輝が所属しており、少ない投資で大きな成功を収めている。

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