双日ら4者、「NANKAIオンデマンドバス」の実証実験に参画

双日株式会社(以下、双日)は、南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)、南海バス株式会社(以下、南海バス)、堺市とともにデマンド型乗合交通サービスの実証事業「NANKAIオンデマンドバス」に参画する。1月11日付のプレスリリースで明かした。

同実証は、泉北ニュータウン地域において、完全予約型デマンドシステム“チョイソコ”を活用して、1月10日~3月10日に実施する。同実証の目的は、住民の外出促進、目的地までの移動の利便性向上、新しい交通手段の創出だ。堺市南区の泉北ニュータウン地域内の桃山台と鴨谷台の2地区、および泉北高速鉄道線の光明池駅、栂・美木多駅、泉ケ丘駅の3駅に計29停留所を設置する。

また、同サービスは、予約状況に応じて最も効率的なルートをAIシステムで提供される。利用者は、電話やWebから乗車の予約が可能だ。さらに、同実証は、大阪府AIオンデマンド交通モデル事業に採択され、その補助金を活用して実施する。

なお、双日は、運行事業を通じて収集した利用ニーズや乗降データをもとに、総合商社としての幅広い事業ネットワークと最新ITを駆使した新たなヒト移動・モノ輸送のサービスを展開する。これにより、地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、MaaS事業の展開を加速していくと述べている。

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