カピバラ長風呂対決! 長崎バイオパーク5位後退 好物につられ敗北…

長風呂対決に挑むドーナツ(左)=西海市、長崎バイオパーク

 長崎県西海市西彼町の長崎バイオパークなど全国五つの動物園で7日、カピバラが露天風呂に入った時間の長さを競うイベントがあり、バイオパークは8分42秒で最下位の5位に甘んじた。
 「カピバラの露天風呂協定」を結ぶ5園による新春恒例の「対決」。今年で11回目。前回2位だったバイオパークからはドーナツ(雄9歳)が初参戦した。
 来園者らが見守る中、ドーナツはゆっくりと入湯。計測開始から2分もたたないうちに、一緒に入浴していたカピバラに続いて湯船から出ようとし、周りからは悲鳴にも似た声が上がった。
 その後は頭まで漬かったりするなど、目を細めながらゆったりと風呂を満喫。好タイムが期待されたが、好物の竹を持った飼育員が近くを通り過ぎたあたりから動き出し、あえなく風呂から出てしまった。
 伊藤雅男園長は「気温が上がらず、時折、冷たい風が吹くなどコンディションが良かっただけに残念」とコメント。優勝は3時間40分29秒の那須どうぶつ王国(栃木県)だった。


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