「救える命も救えない状況差し迫っている」静岡県内初の「医療ひっ迫防止対策強化宣言」 病床使用率82.4%で救急搬送困難も過去最多

新型コロナの感染拡大を受けて、静岡県は1月13日昼前、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を発令しました。

<静岡県 川勝平太知事>

「救える命も救えない状況が差し迫っております。本日、県独自の医療ひっ迫警報を国が定める医療ひっ迫防止対策強化宣言に引き上げる」

川勝平太静岡県知事は1月13日午前11時から臨時会見を開き、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」を静岡県内に初めて発令しました。新型コロナの感染急拡大で、県内では2022年12月中旬以降、救急搬送が困難な事案が過去最多となっているほか、病床使用率も82.4%とひっ迫しています。

医療崩壊を防ぐため、県は軽症患者のコロナ病床への入院を抑制するほか、症状が軽く基礎疾患のない64歳以下の人には、医療機関を受診せずに自己検査で陽性が出ても、自宅療養をするよう呼びかけています。

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