皇居で「講書始の儀」 両陛下ら出席

「講書始の儀」で講義を受けられる天皇、皇后陛下と皇族方=13日午前、宮殿・松の間(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下が年頭に当たり、さまざまな学問の第一人者から講義を受けられる「講書始の儀」が13日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。秋篠宮ご夫妻や次女佳子さまら皇族も出席した。

 西洋近世史学の深沢克己東大名誉教授が「地中海交易と『離散の民』の商人たち」、社会学の今田高俊東京工業大名誉教授が「自己組織化の時代―持続可能な社会のために」、分子細胞生物学の広川信隆東大名誉教授が「生命の要、分子モーター、細胞内のミクロの運び屋」と題して約15分ずつ講義した。両陛下は時折、大きくうなずき、真剣な表情で耳を傾けた。

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