キーポイントはフェアウェイキープ 松山英樹はスタートダッシュ実らず

前週の最終日から1Wをスイッチ(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 初日(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

ディフェンディングチャンピオンとして迎えた大会初日、松山英樹は5バーディ、3ボギーの「68」でプレー。1年前に攻略したコースも、難しいことに変わりはなく、「ショットも、パットも良くなかったですけどアンダーパーで回れてよかった」と振り返った。

パーオンしてもパッティングでショートさせてチャンスを逃した(撮影/田辺安啓(JJ))

前半は1番でバーディが先行した。3番はティショットを4Iで打ってフェアウェイに置き、残り137ydをPWでピン右3m弱につけてバーディを奪った。スタートダッシュをかけたが、7番(パー3)で3パットのボギーを喫してスコアを落とした。

ショットも、パットも噛み合わなかった(撮影/田辺安啓(JJ))

「このコースはしっかり打たないとフェアウェイに止まらないしチャンスにもつけられない」。言葉通りの展開で、前週大会の最終日から持ち替えた1W(スリクソン ZX5 Mk II LS)で、ど真ん中に置いた9番(パー5)はイーグルチャンスを外してバーディ。左ラフに外した13番は2打目を手前バンカーに入れて、2パットのボギーを喫した。

あす2日目も同じ組み合わせでプレーする(撮影/田辺安啓(JJ))

終盤に進むにつれて、パッティングのストロークを確認するシーンも目立った。14番ではピン手前7m弱を沈めてバーディにしたが、17番(パー3)では1m弱のパーパットがカップに蹴られて悔しいボギーとなった。「もうちょっとバーディが獲れればよかったですけど、なかなかチャンスも少なかった。あしたはもうちょっといいプレーができるようにしたいです」

2アンダー暫定41位で迎える2日目は午前8時に10番ティからスタートする。「いいプレーをするだけです」と挽回を誓った。(ハワイ州ホノルル/石井操)

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