
東京都の小池百合子知事は13日の定例記者会見で、18歳以下の子どもへの月5千円給付や第2子の保育料無償化など、都が新たに打ち出した少子化対策について、国に先駆ける狙いはあったか問われ「国が遅いだけの話だ。ずっと議論ばっかりしているというのでは間に合わない」と述べた。
少子化対策を巡っては、岸田文雄首相も年頭記者会見で「異次元の少子化対策」を掲げ、改めて子ども関連予算を倍増する考えを示している。
小池氏は「本来は国家的事業であるべきだが、出生数の減少が極めて早い。危機的な現状から、国をけん引する形で1.6兆円を投じた」と説明した。