東京消防庁は13日までに、2022年の119番の件数が速報値で約103万6千件だったと明らかにした。現在の方法で集計するようになった15年以降では最多で、初めて100万件を超えた。「不審な人がいる」といった119番にそぐわない内容もあり、東京消防庁は適切な利用を呼びかけている。
東京消防庁によると、これまでの最多は19年の約99万2千件で21年は約89万8千件だった。新型コロナ感染拡大や夏に熱中症患者が多かったことが背景にあるとみられる。
東京消防庁は人員を増やして対応している。担当者は「つながりにくい場合も電話を切らずに待ってほしい」と話した。