
ビール大手4社の発泡酒や第三のビールを含むビール類の2022年の販売実績が13日、出そろった。新型コロナウイルス禍で低迷した飲食店向け需要が回復傾向となり、21年比で3社がプラス。シェアはアサヒビールが3年ぶりにキリンビールを抜いて首位になったとみられる。キリンは家庭向けの比率が高く、家飲み需要が旺盛だった21年に比べて減少した。
各社の推計によると、22年の市場全体の販売数量は2~3%増となり、18年ぶりに拡大した。サントリーは5%増、サッポロビールは3%増、キリンは2%減だった。数量を公表していないアサヒは金額ベースで10%伸ばした。