古関裕而さん“栄冠に輝く” 故郷福島、代表曲でお祝い

古関裕而さんの野球殿堂入りを祝う式典で、くす玉を割る福島市の木幡浩市長(右から4人目)ら=13日午後、福島市

 野球の応援歌を数多く手がけた福島市出身の作曲家、故古関裕而さん(1909~89年)の野球殿堂入りが決まった13日、同市のJR福島駅東口駅前広場で記念式典が開かれた。出席者全員で代表曲の「栄冠は君に輝く」(夏の全国高校野球選手権の大会歌)を合唱し、念願成就を祝った。

 午後3時過ぎ、殿堂入りを伝える速報が駅前のモニターに映し出されると、吉報を待つ関係者から拍手が湧き起こった。くす玉を割った木幡浩市長は「殿堂入りは東日本大震災後もさまざまな困難が続く福島へのエールだ」と笑顔であいさつした。

 古関さんがピアノを弾く姿のモニュメントを囲み、皆で万歳。

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