パイレーツがマカッチェンと1年契約で合意 2017年以来の古巣復帰

パイレーツファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできた。日本時間1月14日、メジャーリーグ公式サイトでパイレーツを担当するジャスティス・デロスサントス記者が関係者から得た情報によると、パイレーツはブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっていたアンドリュー・マカッチェンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。マカッチェンは2013年にMVPを受賞するなど、パイレーツで活躍したかつての看板選手。2017年以来6年ぶりにマカッチェンがピッツバーグに戻ってくることになった。

現在36歳のマカッチェンはメジャー最初の9年間をパイレーツで過ごしたあと、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズを経て、昨季はブリュワーズと1年850万ドルで契約。主にDHで起用され、134試合に出場して17本塁打、69打点、8盗塁を記録したが、打率.237、出塁率.316、長打率.384、OPS.700と実力を発揮できたとは言い難いシーズンだった。

パイレーツ時代は2011年から5年連続でオールスター・ゲームに選出されるなどスター選手として活躍し、2012年から4年連続シルバースラッガー賞、2012年にはゴールドグラブ賞も受賞。メジャー14年間で通算1895試合に出場して1948安打、392二塁打、287本塁打、1002打点、205盗塁、983四球を記録しており、2000試合、2000安打、400二塁打、300本塁打、1000四球の各マイルストーンはパイレーツのユニフォームを着て達成することになりそうだ。

マカッチェンは2018年1月にカイル・クリック、ブライアン・レイノルズとのトレードでジャイアンツへ移籍。交換要員のレイノルズはマカッチェンの後継者としてチームの主力選手へ成長しており、レイノルズのトレードが成立しなければ、今季はピッツバーグで新旧のスター共演が実現することになる。起用法としては、ブリュワーズでプレーした昨季と同様にDH、左翼、右翼を兼任する形が有力だ。

© MLB Advanced Media, LP.