JR福井駅西口の再開発、注目の「フードホール」概要発表 ビール提供のブルワリーや飲食店横丁…6エリアで構成

「フードホール」の現段階のイメージ図(再開発組合提供)
フードホールに設ける横丁エリアの現段階のイメージ図(再開発組合提供)

 福井県福井市のJR福井駅西口の通称「三角地帯」で進む駅前電車通り北地区A街区再開発で、地権者らでつくる再開発組合は1月13日、ビル1階の商業フロアの核となる「フードホール」の概要を発表した。福井の魅力的な食を集めたローカルマーケット、フロアで醸造したビールを提供するブルワリーなど六つのエリアで構成。3月から29区画分の事業者を県内を中心に募り、5月末に出店者を決める。

⇒【もっと詳しく】注目のフードホールどんな施設?

 フードホールは、ビル1階の南北を結ぶ通路を含む約1900平方メートルに整備する。6エリアはローカルマーケット、ブルワリーのほか、▽共有席を設けた飲食店8区画▽小規模の飲食店を集めた横丁エリア15区画▽物販4区画▽イベントスペース2区画―。「福井の人の日常をもっと豊かにする食の複合型商業施設」として、2024年春の北陸新幹線県内延伸と同時開業を目指している。

⇒【写真】横丁エリアのイメージ図

 3棟ある再開発ビルには、商業フロアに加えて、ホテルやオフィス、マンションなどが入り、観光客やビルで働く人、暮らす人が行き交う場所になる。再開発組合の塩田浩一副理事長は「人と人との関係を紡ぐ場所を創出し、継続していく。まちが発展するエネルギーを生み出していきたい」と話した。

© 株式会社福井新聞社