縁ある土地で競演 所沢にゆかりの8組が美術展「ところざわ アートのミライ」 イベントの開催も

幸田千依さんの作品「夕暮れの行き先2」(埼玉県所沢市提供)

 埼玉県所沢市にゆかりのある若手アーティストの作品を集めた美術展「ところざわ アートのミライ」が、同市くすのき台の商業施設「グランエミオ所沢」など3会場で14日から開かれる。市内に住んでいたり、アトリエを構えたりしている40代以下の作家8組が油彩画などを展示する。

 参加作家は、小穴琴恵▽大野綾子▽加茂昂▽桑名紗衣子▽幸田千依▽Sabbatical Company(杉浦藍、益永梢子、箕輪亜希子、渡辺泰子)▽杢谷圭章▽森田可子―の8組11氏。

 このうち幸田さんは、同市荒幡の「ドレミの丘」から見た風景を柔らかな色調で描いた油彩画「夕暮れの行き先2」(162センチ×130.3センチ)を出品。夫の加茂さんも作品を出品する。

 森田さんは以前に所沢で暮らし、現在は宮城県に住んでいる。厚く色を重ねショートケーキを表現した絵画を並べる。

 期間中は景品付きのスタンプラリーを実施するほか、28日には彫刻家の大野さんや桑名さんらによるワークショップも開かれる。

 会場はほかに、西武線所沢駅と同駅東口市民ギャラリー。入場無料だが、駅構内の鑑賞には入場券が必要となる。市文化芸術振興課は「アートに親しみを感じてほしい」としている。

 会期は29日まで。問い合わせは、同課(電話04.2998.9211)へ。

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