長崎市公共花壇デザイン 最優秀に舩越さん(城山小)、篠原さん(畝刈小)

最優秀賞を受賞した篠原さん(左)と舩越さん=長崎市民会館

 長崎市の小学3~6年生から募った本年度の「市公共花壇デザイン」の入賞作品が決まった。「長崎をテーマにしたデザイン」部門で市立城山小6年の舩越麗愛さん(12)が、「自由なデザイン」部門で市立畝刈小4年の篠原朋奈さん(9)がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。21日、市営陸上競技場(松山町)で植栽式があり、2人と優秀賞各1作品の計4デザインを基に花壇を彩る。
 市内の道路や公園に季節の花を植栽し、町の緑化を図る「花のあるまちづくり事業」の一環。市が1998年度から募り25回目。本年度は市内の50小学校と5学童保育から計547点の応募があり、植物の専門家や市民計5人が入賞作品16点を選んだ。

写真上から「長崎をテーマにしたデザイン」部門最優秀賞の舩越さんの作品、「自由なデザイン」部門最優秀賞の篠原さんの作品(長崎市提供)

 10日、市民会館(魚の町)で表彰式があり、入賞者が田上富久市長から賞状を受け取った。舩越さんは来年秋に完成予定の「長崎スタジアムシティ」に期待を寄せ、バスケットボールとサッカーボール、音符を描き、「音楽やスポーツの試合を生で見るのが楽しみ。新幹線とのW効果でよりよい長崎になってほしい」、地球の周りにカラフルなハートをあしらった篠原さんは「地球全部がハートに包まれて、平和に幸せに過ごしてほしいという願いを込めた」と語った。

© 株式会社長崎新聞社