大学入学共通テスト始まる 神奈川は2万6891人が受験

試験官から問題冊子を受け取る受験生ら=14日午前、横浜市保土ケ谷区の横浜国立大学

 新型コロナウイルス流行「第8波」のさなか全国一斉に大学入学共通テストが14日始まり、県内の25会場では2万6891人が受験した。期間は15日と追試験に設定された28、29日を含む4日間で、県内の高校卒業見込み者と卒業生らを合わせた志願者数は、昨年から1410人減り3万3287人(男1万9086人、女1万4201人)だった。

 県内最多の3802人が試験に臨む横浜国立大(横浜市保土ケ谷区)では、開門される午前8時の30分前ほどから受験生が集まりはじめ、約100人ほどの長い列ができた。並んだ前後の受験生と適度な距離を保って、参考書やノートを開門の直前まで見返す姿が多く見られた。

 マスク姿の受験生らは、入り口で手指を消毒をしてから会場に入り、指定された座席についた。試験の注意事項についての説明では、マスクで鼻と口をしっかり覆う感染予防対策が呼びかけられ、不正防止のためにスマホや電子機器のアラームや電源を切るように指示された。

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