全世界で最も検索された自動車ブランドは?...韓国起亜が5位 トヨタは3年連続1位

全世界で最も多く検索された自動車ブランドはどこだろうか?

14日、英国の価格比較ウェブサイト「コンペア・ザ・マーケット」(Compare the market)によると、昨年Googleを通じて最も多く検索された自動車ブランド2位はBMW、3位はメルセデス・ベンツだった。

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韓国の現代自動車は(HYUNDAI)は昨年から1ランクダウンとなる7位、起亜自動車は昨年と同じ5位だった。4位にはアウディが入っている。

1位は日本のトヨタが占めた。なんと3年連続となる快挙だ。順位は変わらなかったが、検索量は前年よりも顕著に増えた。トヨタは昨年69カ国で検索され、全体の自動車ブランド検索のなんと44.5%もの割合を占めている。これは前年(47カ国、34.5%)比で22カ国増え、10%増加した数値である。BMWも同様に検索国が29カ国から36カ国に拡大するなど人気が高まった。

トヨタが1位となった背景については、「コンシューマー・レポート」が2022年の最も信頼できる自動車ブランドとしてトヨタが挙げたことや、2022年に15車種以上の車種を更新・発売していることなだが挙げられた。

comparethemarket.com

一方、ベンツはむしろ人気が減少しているようだ。ベンツを検索した国は前年(23カ国)に比べ13カ国少ない10カ国と集計された。

国別ブランドの好みもまた明白だった。トヨタはアジアと中東・アフリカで最も多く検索され、BMWは中国と欧州諸国で多く検索された。 フォードは北米、フィアットはブラジルとスウェーデンで主に検索された。

起亜自動車も一部地域では人気が高い。コンペア・ザ・マーケットによると、起亜自動車は、中東や北アフリカの一部の国で人気があり、エジプト、ヨルダン、リビア、パレスチナ、シリア、ウズベキスタン、エクアドル、インド、ベトナムなどで最も検索されたブランドとなっている。

現代自動車は韓国、ネパール、イスラエル、キューバで最も検索されたブランドとなった。

コンペア・ザ・マーケットは、「ルノー、ロールスロイス、マツダは、以前は一部の国で最も検索された自動車ブランドだったが、2022年のGoogle Trendsのデータでは、どの国も最も検索されたブランドとしてリストアップされていない」と伝えている。

日本勢としては、他に、日産が8位、ホンダが12位、レクサスが15位、スズキが16位に入っている。

今回の検索結果は、グローバル完成車メーカーの国別販売戦略を立てる指標として活用される見通しだ。

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