安心安全を守る仕事の魅力PR 県警と岡山市消防が合同説明会

白バイ車両にまたがって説明を受ける学生ら

 岡山県警と岡山市消防局は14日、同市北区御津中山の県運転免許センターで、採用試験の受験者増を目指して合同説明会を開いた。白バイ走行や消防車両の見学、薬物犯罪捜査体験などを通じて、住民の安心安全を守る仕事のやりがいや魅力を学生らにPRした。

 県内外の大学生ら41人が参加。警察業務では、交通機動隊が白バイで8の字走行などを実演。参加者は車両にまたがり、無線やカメラといった装備の説明を受けた。薬物に見立てた実験用の粉を試薬で検査する捜査体験もあった。

 消防業務では消防隊員が高さ15メートルからロープで降下する訓練を披露。事故で車に閉じ込められた人を救助するカッターなど資機材の見学や防火服の試着もあった。

 消防士志望の美作高1年の男子生徒(16)は「訓練を見て憧れが強くなった。消防士は体が大きかったので今から鍛えて準備したい」と話した。

 合同説明会は少子化などで採用試験の受験者が減少傾向にあることから、県警と市消防局が昨年初めて実施し、今回が2回目。

© 株式会社山陽新聞社