フェラーリF1が新シーズンに備えプライベートテストを計画。ルクレール&サインツを含む4人が走行へ

 スクーデリア・フェラーリは、1月末に、フィオラノで3日間にわたり、旧型F1マシンを使用したテストを行う予定だ。2022年の1月にはレギュラードライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、テストドライバーのロバート・シュワルツマンが走行したが、今年はこのラインアップに、リザーブドライバーのアントニオ・ジョビナッツィが加わる。

 スクーデリアは、使用するのが旧型車であっても、シーズンオフの間にドライバーたちにサーキット上を走る機会を与えることにはメリットがあると考えている。

 現時点での計画は、2021年型SF21を使用し、レギュラードライバーがそれぞれ1日ずつ走った後、最終日にジョビナッツィとシュワルツマンがマシンをシェアするというものだ。

2022年F1第6戦スペインGP カルロス・サインツとシャルル・ルクレール(フェラーリ)

 2022年の同様のテストでは、使用するマシンに関するレギュレーションに混乱があり、開始が一日遅れた。全チームが前年2021年型を使えるようレギュレーションを変更するという点で合意していたが、FIAがこの部分の競技レギュレーションを修正していなかった。そのため、フェラーリは2021年型SF21での走行を取りやめ、2018年型SF71Hに切り替えたのだ。

 結局、今年のレギュレーションにおいては、プライベートテストで使用できるマシンで最新なのは2年前のものとすることで全関係者が合意した。

 合同プレシーズンテストの前に、ルクレールとサインツが再度SF21で走る機会が設けられる可能性もあるが、現時点では確定していない。

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